静岡県の島犬走島(いぬばしりじま)
犬走島
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犬走島(いぬばしりじま)
ペリーが間近に眺めた島
住所/静岡県下田市
面積/0.005km2周囲/0.3km
人口/無人島
アクセス/伊豆急下田より徒歩20分
(近くに無料の駐車場あり。休日には満杯かも?)

黒船図
下田へ上陸するペリー隊
1854年3月31日(嘉永7年3月3日)、徳川幕府はアメリカ合衆国と日米和親条約を締結し、下田と箱館(函館)を開港します。これは200年以上続いた鎖国に終止符が打たれ、日本の夜明けが訪れた瞬間でもありました。この条約は横浜で交渉が行われたことから神奈川条約とも呼ばれていますが、下田が開港されたことでアメリカ艦隊は続々と下田へ入港、同年6月17日(嘉永7年5月22日)には和親条約の細則を定めた下田条約が締結されています。
下田に入港したペリー艦隊はポーハタン号を旗艦として全部で7隻、乗組員の総数は1,265名でした。条約で下田湾に浮かぶ犬走島から7里(約27.5km)以内をアメリカ人が自由に往来できる範囲と定めたことから、2ヶ月余りの滞在中に水兵達は3~4人のグループで頻繁に上陸して下田界隈を散策、町民との触れ合いも友好的に行っていたようです。
犬走島
下田湾の中程に浮かぶ犬走島は下田公園下のフェリー乗り場から伸びる長い防波堤で陸地と繋がっています。この防波堤は昭和41年に完成したもので、鵜島防波堤や西防波堤と呼ばれ、長さはおよそ350mあります。休日ともなるとたくさんの人が釣り糸を垂らす防波堤釣りのメッカで、サビキ釣りの発祥地だという話もあります。因みに“犬走島”という珍しい名前は、「昔イヌワシが棲んでいたのが由来」とする説があります。また、“犬走り”というのは辞書に「犬が通れるくらいの幅しかない道」とあり、防波堤の下段の平らな部分もそう呼ぶことから、これも名前の由来に関係がありそうですが、防波堤が出来る以前からの呼び名であれば的外れなことかもしれません。
島は二つ瘤ラクダの背中ような形をしており、真ん中の括(くび)れに防波堤と繋がるトンネルが開いていて、そこを抜けると更に短い防波堤があり、その先に白い灯台が立っています。灯台のプレートには「下田港 西防波堤灯台 初点 昭和46年3月」とあります。
中世の頃は水軍の拠点となり、江戸時代には千石船の風待ちの湊として栄え、幕末には最初の開港地として黒船が入港、昭和の時代には観光地として発展、そして親子連れが釣り糸を垂れる長閑な港。犬走島は昔から下田湾のシンボルとして時代の変遷を見続けてきた島です。

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