広島県の島ホボロ島(ほぼろじま)
ホボロ島写真
ホボロ島の図

東広島市の宿
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ホボロ島(ほぼろじま)
虫喰いの島
住所/広島県東広島市安芸津町木谷
面積/0.002km2周囲/約0.2km(干潮時)人口/無人島
アクセス/近くの船着場からチャーター
概要
海に沈むホボロ島
東広島市安芸津の三津湾は牡蠣の養殖イカダが並ぶ穏やかな海です。ホボロ島はその三津湾の東側の入り口付近にある島。干潮時には浅瀬が現われ、満潮時には周囲20m、高さ6mほどの岩礁と周囲がわずかに海面に姿を見せるだけの小さな岩島です。
昔は保々路島や朧島という字が当てられていたこともあるようですが、“ホボロ”とはこの地方で使われていた竹で編んだ籠(かご)のことで、その籠を上下逆さまにしたように盛り上がった島だったことから名が付いたという話があります。それがいつの間にか2つに分かれ、次第に小さくなる姿を見て、近くの住民は不思議な島だと思っていたようです。
昔のホボロ島
ホボロ島60
江戸時代の頃は800mほど北にある鼻繰島(周囲約250m)と同じ位の大きさだったものが、明治時代の半ば頃には穴が開いたり崩落で形を変えて始めていたといいます。昭和30年(1955)頃の写真を見ると丸みがあって草木が生えている様子が分かりますが、1960年代の写真は岩肌がとげとげしくなって崩落が進んだように見えます。
虫喰い
ホボロ島の岩
もともと粘土質で崩れやすい土壌に加え、急激に島を縮めた主な原因は、小さな虫の侵食によるものだといいます。これは2007年に沖村雄二氏(当時広島大学名誉教授)が調査・発表したことにより明らかになったもので、体長1cm前後の“ナナツバコツブムシ”という虫が硬い歯で岩肌に巣穴を掘り、脆くなった島は波風で崩壊が進んだということのようです。この島に棲息するナナツバコツブムシは1000万匹以上とも推測され、このままこの夥しい数でひたすら穴を穿ち続ければ、100年後には島影は完全に消滅するだろうと言われています。
ナナツバコツブムシ
ナナツバコツブムシ…節足動物門軟甲綱等脚目コツブムシ科。ダンゴムシやワラジムシと同じ仲間で体長は1cm前後。プランクトンや魚介類の死骸などを餌とし、比較的軟らかい岩石などを硬い歯でかみ砕き巣穴を掘って暮らす。

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