福岡県の島>筑前諸島>沖ノ島(おきのしま)
沖ノ島の地図(Yahoo!地図情報)
沖ノ島
沖ノ島(おきのしま)[筑前諸島]
海の正倉院
住所/福岡県宗像(むなかた)市大島
面積/0.69km2周囲/約4km
人口/宮司が1人
アクセス/一般は立ち入り禁止。
※毎年5月27日の大祭に参拝者が訪れる。
神湊(こうのみなと)港から漁船をチャーター(約1時間30分)

福岡県宗像市の神湊港から北西へ約55km、玄界灘の真ん中に浮かぶ沖ノ島は「海の正倉院」と呼ばれています。大和政権成立以前から神秘的な島として豪族宗像氏によって崇められる存在でした。4世紀になり大和政権の力が九州北部にまで及ぶようになると、朝鮮半島との関係も重要な意味を持つようになります。それとともに航海の安全を守る神の存在意義も次第に高まりをみせ、一豪族のための祭祀場が、大和政権という大きな力が加わり、我が国有数の祭祀場としての地位を確立していったのです。
長い間タブー視されていた沖ノ島の調査、発掘が始められたのは昭和29年になってからです。山の中腹にある巨岩群から4~9世紀に及ぶ祭祀跡が見つかり、そこから12万点にも及ぶ神宝類が発掘されています。現在、宗像大社・神宝館には金指環、青銅鏡や勾玉など約8万点が収蔵されていますが、それら全部が国宝の指定を受けています。有史以前の縄文時代の土器なども多数見つかっていることも含めて、沖ノ島は日本の古代史において極めて重要な島であったことが窺われます。
宗像市田島の辺津宮(へつみや)、そこから北西約18kmにある大島の中津宮(なかつみや)、さらにはその延長線上にある沖ノ島の沖津宮(おきつみや)、この三宮の総称を宗像大社といいます。天照大神が遣わした三女神(田心姫[たごりひめ]、湍津姫[たぎつひめ]、市杵嶋姫[いちきしまひめ])が祀られており、古代より「道の神」として崇められてきました。特に沖ノ島は島全体が神格化され、現在に至るまで女人禁制が守られ、男性も禊(みそぎ)を行わなければ入島が許されません。
沖ノ島に一般人(男性のみ)が立ち入ることが出来るのは、毎年5月27日の大祭の日に限られています。5月27日というのは日露戦争日本海海戦が開始された日で、沖ノ島の北西近海で激しい海戦が行われたことを記念して、戦没者の慰霊と平和を願って祭りが行われます。参加者は希望者の中から抽選で約200人が選ばれ、慣例に従って全員が素裸になり海水で禊(みそぎ)を行い島内へと入ります。
沖ノ島の標高は243.6m。一番高い一ノ岳のところに灯台が立っています。急斜面にタブノキオオタニワタリビロウなどの亜熱帯植物が茂り、この原生林は国の天然記念物に指定されています。また、ヒメクロウミツバメカンムリウミスズメオオミズナギドリなどの海鳥の繁殖地として鳥獣保護区にもなっています。
沖ノ島の南側にある小屋島、天狗岩、御門柱は鳥居のような存在で、沖ノ島へ近づく船は必ずこの3岩の間を通過することが慣例になっていましたが、危険が伴うために現在では行われなくなったようです。しかし、大物狙いの釣り師達の間では絶好の磯釣りポイントとして知られ、危険を顧みず岩場に渡る人達は少なからずいるようです。
2009年『神の宿る島「沖ノ島」』で「島の宝100景」に選ばれています。

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※筑前大島
09/10/14