鹿児島県の島>>桂島(かつらじま)、蕨島(わらびじま)
桂島(かつらじま)
小さな島の大運動会
住所/鹿児島県出水市荘
面積/0.33km2周囲/2.7km
人口/18人(H17)・32人(H12)・26人(H7)国勢調査
アクセス/定期船は無く、蕨(わらび)島・野口港からチャーター船で約10分

桂島は出水市の蕨島から北へ約2kmの海上に浮かぶ島で、小島と前島の二つの無人島を従えています。桂島、小島、前島は互いに堤防で繋がり、波風を凌ぐ良港が形作られています。平地が少なく農地がほとんど無い桂島にとってこの安全な漁港が島での生活の支えになっています。
寛政年間(1789年~1800年)に天草から3家族がこの島に移住したという記録があり、これが定住の始まりだとも言われています。その頃の大きな事件を調べてみると、1792年(寛政4年)に雲仙普賢岳が噴火を起こし、それに伴って島原城下町の背後にある眉山が大崩落を起こし、よって引き起こされた津波が対岸の天草にも大きな被害を出したというものです。これは「島原大変肥後迷惑」と呼ばれ語り継がれましたが、この災害が原因で3家族がこの島に移り住んだ可能性も無きにしも非ずです。その後の桂島の歴史は分かりませんが、約160年を経た昭和30年には170人の人口を数えたことがあります。しかしそれをピークに昭和60年には24人まで数を減らし過疎の島となり現在に至っています。
島にある分校も人口の減少とともに存続が危ぶまれていますが、毎年行われる運動会は島民はもちろん、出身OBや米ノ津小・中学校の生徒、それから一般の人も参加して盛大に行われます。
本土との距離僅か2kmと言っても、定期船も無く、普段は来島者も少ない島。電気や水道は海底管で通じていても、台風の時などは孤立してしまいます。人口もかなり数を減らしています。恒例の大運動会は絶やさないで欲しい。

蕨島(わらびじま)
ツルが舞い降りる向こうに茂る森
住所/鹿児島県出水市荘
面積/0.87km2周囲/?km
人口/?
アクセス/出水駅からツル観察センターまで車で約20分/出水ツル観光周遊バス有

出水市は鶴の飛来地として有名な所です。この地域は江戸時代の初め頃から干拓が進められてきましたが、その干拓地に鶴が舞い降りるようになったのは元禄の頃だと言われています。当時はまだ海岸線に干潟が広がっているような状態でしたが、それでも蕨島は島としての存在を示していました。
終戦を迎えた昭和20年頃から再び干拓が始まり、蕨島の南側まで埋め立てが進み、現在のように陸続きになったのは昭和33年のことです。一時期は乱獲などによりその数を減らした鶴も昭和27年には「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として特別天然記念物に指定され、その後の住民の保護などにより飛来数も一万羽を超えるほどになりました。そして干拓も昭和40年まで続き、鹿児島県の出水と言えば広大な田んぼと無数の鶴というイメージが定着し観光客もたくさん訪れています。今でも餌をついばみ優雅に羽を広げる鶴の向こうに、こんもりと茂る蕨島の姿を見ることが出来ます。
毎年10月頃になるとシベリヤや中国北東部から越冬のため飛来し、翌年2月頃になるとまた飛び去っていきます。出水に訪れる鶴の多くはナベヅルマナヅルですが、なかにはクロヅルカナダヅルなども見ることができます。

関連リンク

出水市公式サイト
出水市観光協会

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09/04/07 更新