鹿児島県の島大隅諸島黒島
黒島
黒島
黒島(くろしま)[大隅諸島]
お別れは「あしたよなー」
住所/鹿児島県鹿児島郡三島村黒島
面積/15.37km2周囲/20.1km人口/208人(H22)・239人(H17)・259人(H12)・245人(H7)国勢調査
アクセス/【船】村営船「みしま」
鹿児島本港南埠頭→竹島→硫黄島→大里港(4時間55分)→片泊港(40分)
概要
日本全国に黒島という名前の島はたくさんあって、ざっと数えただけでも15箇所ありました。周りの島よりも黒く見えることから名が付いたものが多いと思います。三島村の黒島はミニ屋久島といった感じで、標高622mの櫓岳(やぐらだけ)を中心に裾野が海岸線まで迫り、川も多く豊富な水を湛えた土壌に豊かな森が育まれています。いにしえ人の目にはその緑豊かな森が硫黄島や竹島よりも黒く映ったのでしょう。
黒島は三島村(黒島、硫黄島、竹島)の中で面積も一番大きく人口も多い島です。鹿児島港から一番遠い距離にあり、竹島、硫黄島を経て5時間もの船旅になります。
東に大里、西に片泊と二つの集落があり、平家の落人伝説も伝えられています。壇ノ浦の戦い(1185年)に敗れた平氏は東奔西走、この黒島にまで逃げのびて来ました。伝説によると大里には公家衆、片泊には武士達が分かれて住み着くようになったと言われています。さらには平氏を追ってこの島を訪れた源氏方の武将・大庭三郎という人が島の娘をみそめて、そのまま島に住み着いたという話もあります。大庭(オオバ)どんが訛って島民にイバドンと呼ばれるようになり、墓が南部に残されています。
有吉佐和子の小説『私は忘れない 』 は黒島が舞台になっています。昭和34年に朝日新聞に連載、翌35年には映画化もされています。戦後の復興から経済成長へ向おうとしていた時代、それに取り残されたような小さな離島に、東京から軽い気持ちで訪れた主人公万里子は、過酷な環境の中で生きる島の人達と触れ合う中で、いつの間にか懸命に生きることの大切さを知り、自分を見つめ直すという感動小説です。大里にはその文学碑が建てられています。
訪れる人の中には櫓岳を目指す人も多いようです。中里にある登山口は大里、片泊どちらからでも行けるようになっており、そこから頂上まで1時間半ほどかかりますが、大海原に浮かぶ硫黄島や竹島を眺めながらの登山が楽しめます。
三島村では黒牛の酪農、タケノコや椎茸栽培が盛んです。

関連リンク

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黒島の宿
大里:「旅荘きくみ」、「旅荘谷口」、片泊:「民宿椿」「民宿一五川」。<<googlemap>>

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