沖縄県の島八重山列島鳩間島(はとまじま)
鳩間島風景
鳩間島図

鳩間島周辺の宿
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鳩間島(はとまじま)八重山列島]
光の島・瑠璃の島
住所/沖縄県八重山郡竹富町鳩間
面積/0.96km2周囲/3.9km
人口/57人(H20・12月末推計)・54人(H12)・45人(H7)国勢調査
アクセス/ [八重山観光フェリー] [安栄観光
石垣島・離島桟橋→鳩間港(40分~50分)
石垣島・離島桟橋→西表島・上原港→鳩間港(1時間10分)

鳩間(ハトマ)を何度か口に出して発音してみると、八重山列島の南端にある波照間(ハテルマ)と似ているような気がしてきました。ハテルマの語源もいろいろと説があるようですが、一般的には、「ハテ(果て)のウルマ(珊瑚礁)」(「波照間島あれこれ」より)から来ていると言うものでした。「ハトマ」は地元の人の発音は“パトゥマ”とか“ハトゥマ”に聴こえます。「ハテウルマ」が縮まって“ハトゥルマ”、さらに縮まって“ハトゥマ”、そして“ハトマ”に“鳩間”という漢字が当てられた、と思えてきます。波照間島が南の果てならば鳩間島は北の果て。鳩間島をひたすら北に向うと、およそ140km先の尖閣諸島に行き着きます。その間広陵とした海が広がるだけで、ある意味「鳩間島」は北の果てということになります。島の森に鳩が居たことが由来だというよりロマンがあって、より信憑性があるように聞こえます。
鳩間島ph1
鳩間港
鳩間島は西表島の北約5kmに浮かぶ島。面積は東京ドーム20個分と言ってもピンときませんが、周囲は4km程で徒歩でも1時間もあれば一周できてしまう小さな島です。
定住の始まりは、記録の残るところでは18世紀の初め頃、西表島の古見や黒島から150人ほどが開墾の為に移住させられたのが始まりのようです。その後、何度か危機に遭遇し人口も増減しますが、大正の初め頃から昭和20年代にかけてカツオ漁が盛んになり、島も活況を呈します。そして、昭和24年に650人の人口を数えたのをピークに、その後は衰退の一途を辿ります。不便な島の生活に度重なる台風の被害が追い討ちをかけ、若者は夢が持てない島を離れ、高度経済成長に沸く都会へと流出していきました。そして昭和50年には人口が33人まで落ち込み、その後も50人前後の過疎の状態が続いています。
『子乞い・沖縄孤島の歳月』(森口豁[もりぐちかつ]著)という本は鳩間島を通して過疎の問題を取り上げたノンフィクション作品です。人口の減少によって存続が危ぶまれる島の小・中学校。そして廃校を食い止めた里親制度。社会から切り離されそうな地域と社会に背を向ける子供達の話は、日本全体が抱える問題でもありました。
漫画「光の島」(尾瀬あきら作・ビッグコミックオリジナル連載)、そして2005年にTV放映されたドラマ「瑠璃の島」(日本テレビ)は『子乞い~』が原作になっています。
「光の島」のヒューマン溢れるストーリーに触れ、テレビに映し出された鳩間島の美しさに心を動かされた多くの人達が島を訪れるようになりました。しかし、過疎という問題が解決されたわけではなく、益々深刻な問題へと発展しているような気がしています。

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