佐賀県の島玄海諸島松島(まつしま)
松島(まつしま)玄海諸島
教会と海士(あま)の島
住所/佐賀県唐津市鎮西町松島
面積/0.63km2周囲/3.6km
人口/88人(H17)・92人(H12)・64人(H7)国勢調査
アクセス/【船】呼子港→松島漁港(15分)

松島は東松浦半島の先端、波戸岬の北約3.2kmの海上にあり、加唐島のすぐ西隣に浮かぶ島です。松島漁港と加唐島漁港は真近にあるので連絡がありそうですが、定期船は呼子港から直接松島漁港へと向かいます。1日3往復、片道15分の運航です。
地元では“ひょうたん島”との異名もあり、東西両側が盛り上がり真ん中がくびれた形をしています。東側の標高は138m、西側が108mで平地はほとんど無く、窪地を縫うように集落があります。
江戸時代の半ば頃までは無人島で加唐島の属島でしたが、安政年間(1854~1860年)に加唐島の貞八とその娘ウメが往来して開拓が行われました。その後、長崎の黒島(現長崎県佐世保市)からイカ釣りに度々訪れていた漁師・福蔵がウメの婿として松島に移り住み、郷里黒島から親戚や知合いを呼び寄せ集落ができていったようです。長崎の黒島は隠れキリシタンの島で、松島へ移住してきた者全てがカトリック信者だったため、そのまま松島もキリシタンの島になります。そして、明治6年(1873年)にキリスト教が解禁されるまで、隠れキリシタンとして息を潜めるような生活が続きましたが、信仰は絶えることなく現在に至るまで島民のほとんどがカトリック信者だといいます。今では港の近くに建つ「松島カトリック教会」の白い壁が誇らしげに輝いているように見えます。
松島の産業は漁業が中心で、ウニやアワビ、サザエなどの海士漁やイカの一本釣りが盛んです。急斜面が多く耕地面積の少ない島では、どうしても農業は難しく、今まで自給的な甘藷栽培などが行われる程度でしたが、近年では島の活性化の試みとしてオリーブの栽培なども行われています。
周囲の海は魚が豊富で、小松島や高瀬、大岩などの岩場は磯釣りファンにとってはたまらないポイントで、瀬渡船などで訪れる釣り人を度々見かけます。しかし、島内には宿も店も無いこともあって、観光で訪れる人はほとんどいません。その長閑な雰囲気を味わえるのが松島です。港や道路の整備も進められ散策もやり易くなってきているようなので、山道を登って玄界灘を一望してみるのも楽しそうです。
2001年に公開された映画「親分はイエス様」(監督:斎藤耕一、主演:渡瀬恒彦)のロケ地になっています。
2009年には『暮らしを支える海士の人たち』で「島の宝100景」に選ばれました。

関連リンク

唐津市ポータルサイト
唐津観光協会鎮西支所

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09/12/24